On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

旅日記 中編

なにもしないぞ、空っぽになるんだぞ。

 

そう決めて二週間くらい前に出てきたNippon。

 

そもそもなにもしないって。
空っぽになるって。


そんなん全然無理だったな!だってハプニングも楽しいことも次々起こるし!
Facebookでラムピリカや友達の様子覗いてもなんだかたのしさ盛りだくさんだし!

 

 

思いながら、ラオスはヴィエンチャンの田舎町、先週から滞在しているエコビレッジのカフェでキーボードをたたく。

 

空っぽになる、はどうやら無理だったけど、愛おしい日常から物理的な距離をとったこと、寒い日本から逃げて心身がゆるんだこと、とりあえず何も決めずに海を超えてみたことは、やっぱり大正解だった。心に身体に時間に、余剰がある。気持ちのよい風が吹き渡っている感覚がある。

 

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ーー

 

旅の途中、思うことのあれこれ。


1.困った!は共有すると、友達増える。体験も増える。

 

旅に出てからほぼ毎日、一人になれる時空間をみつけると踊っている。

踊り過ぎたのか、2日前から右脚のふくらはぎに鈍痛が。
踏み込むとずううんと痛い。なにこれ😭

 

エコビレッジにたどり着いてから早5日。
あまりに居心地がよくって予想外の長居が続いている。

だけどそれでも今日こそは旅立とう。

そう思っていたのだけど。

 

実は脚痛いねん…旅立とうか迷ってんねん…

今朝、オーナーのヴィンセント(イギリス人39歳)にぼやくと、
「なんてことだ!知り合いのラオマッサージのスペシャリストのところに連れて行くよ!」
と、即、まだ寝起きのぼさぼさ頭のままバイクの後ろに乗せられる。
美しすぎるラオスの田園風景を走ること5分。
湖と田畑と小さな牧場に囲まれた場所。

「ここには全部がある!」

天国みたいな民家に到着。

 

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そこで、瞳が透き通っていて、それでいて眼光がやけに強いというホーリー感漂うおばあさんを紹介される。

招かれるがままに、田園風景を背景にした背術台に寝そべり、1時間のラオスマッサージを受けた。

痛いところ、コリのあるところにピンdeポイントで攻めてくるおばあさんの腕もさることながら、笑顔の可愛さも、環境の素晴らしさも、あまりに極楽で。昇天した。

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身体がすっかり軽くなった帰り道。

ヴィンセントのバイクで食用昆虫の工場と(のぞいた瞬間「ふびあおおおお」って変な声出て即逃げた)ラオシルクの機織り工場に寄る。
昔ながらの木製機織り機。キラキラのシルク糸。たたん、たたんと静かで丁寧な手仕事。

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大興奮する。

うさとの世界…!!!(?)

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ヴィンセントと、機織り工場のおばあさん。

 

工房で金色のシルク糸の束を見つけて、きれい、ほしいと言ったら、けらけら笑いながら「バッグにこっそりしまいなさい」とジェスチャーするおばあさん。てきとう😂

 

 全部流れだったし、迷惑はかけたけど、脚が痛いと言ったおかげで眼光コスモクラスのおばあさんと素晴らしいマッサージと、心地よすぎる施術台と機織り工場、それに美しすぎる田園風景に出会えた。(虫はまあいいとして)何よりヴィンセントの思いやりに触れた。

「困った!」をひとりでなんとかしようとしたら生まれなかった体験。
「困った!」が生まれたら、一人で抱え込んで深刻になるべからず。

さらっと共有しよう。

その方が、案外面白い展開になったりするもんだし、ヴィンセントやおばあさん達との触れ合いが生まれて楽しかった。いい思い出になったな…

 


2.境界はほんとうはない。そう思うと安心する。

 

 

人との間に境界は、ほんとうはない。そう思うと妙に安心する。

そんなことをよく感じる今日この頃。

 



 

これは海外に来ても通用するのかな?

日本人だろうとそうじゃなかろうと、共通言語があろうとなかろうと、いけるやつなのか?

旅に出てからずっと実験してみてる。

 

結論から言うと、全然通用する。

むしろ、言葉なんてなくてもお互いが開き合ってさえいれば全然分かり合えるんだな…という体験をしてる。

(高校時代、インターナショナルスクールで必死になって英語学ぼうと思ってた時は日本人とすらコミュニケーションとるの難しかった。笑   力んで、閉じてたんだな。)

 

英語の喋れないスペイン人のミゲルに、母娘そろって蝋糸で編むブレスレットの作り方を伝授してもらったり。

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共通言語ゼロの多国籍軍子どもたちがいつのまにか同じテーブルに集まってお絵かき大会の折り紙大会の繰り広げていたり。

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関係性を深めていきたいときにも、初めましてのときにも、久しぶりの再会でも、さようならをする時も。

たとえ相手に嫌われてしまうようなことがとがあっても、もしくは相手に対して不快感しか生まれないようなときでも。


「ほんとうは境界はない。」


そう思うだけで安心感が生まれる、素直な自分にかえっていける。

「今は一緒にいると不快な気持ちにしかなれないから仕方ない」と安心して距離をとったりもできる。

 

 

昨日は満月。ビレッジでできた友達(国籍で数えると7以上)でキャンプファイアーを囲んだ。子どもたちが薪や枯葉を集めてきて火を絶やさないでいてくれるから、いつまでも話し込んでいられた。

言葉もろくに通じ合わないのに、一体なぜあんなに会話が途切れなかったのだろうと思う。

アートの話、音楽の話、人のオーラの話、目に見えない世界の話、政治の話、旅途中のエピソード、そしてこれから地球にくる未来の話…

 

境界は、ほんとうはない。

 

そう思うだけで、沈黙までも楽しめるようになったりするから不思議だ。

 

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3.学校行ってる場合じゃない

旅に出てから娘たちができるようになったこと、新しく体験したこと、あまりにも多過ぎて書ききれない。

 

なかでもすごいなと思ったのが、英語の会話を聞いていてニュアンスを掴めることが増えたり、言語が通じない友達と遊ぶようになったり、外貨換算(日本円⇆タイバーツ、ラオスキップ、ベトナムドン)が早くなってきたり、あとは空港での出入国審査自分でできるようになったり、「当たり前ってすごい」とか、「当たり前って、実は当たり前じゃない!」と知ることだったり。。(手桶で流すトイレに旅の前半で遭遇しすぎたため水洗トイレのすごさを知るなど。)

 

日本だけが答えじゃない。日本だけが世界じゃない。世界は広い。

文化も法律も国の数だけ。答えは無数、人の数だけ、いやそれ以上。
そんなことを、旅のなかで「肌を通して」吸収していってるんだろうなと思う。

学校で学べることと、学校で学べないことがある…ってのはもう当たり前の話だけど、次々変わる真新しい環境に文化に柔軟に対応して、なんだかんだいつも一番楽しんでる彼女らをみていると、「学校行ってる場合じゃないな!」なんてつぶやいてしまう。笑

 

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市場にいるふたり

 

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み「歯磨き粉の味がする」

す「スイカの味は、しねえ」

 

※凝視注意

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 豚の頭、羊の頭、羽根のむしられた丸鶏。食用昆虫にカエル。

最初は市場に踏み込んだだけで「吐きそう!」ぎゃあぎゃあ言ってたのに結局この写真はみずすずに頼まれて撮った。順応早すぎ。

お姉さんのポーズの可愛さと豚さん(頭ハーフ)が見事なコントラストを生み出しています。

 

 

4.速い旅もゆっくり旅も楽しい

飛行機に飛び乗ってあっという間に国を跨ぐのは楽しい。その速度に興奮する。文明万歳!って思ったりする。非日常すぎる雲の上からの景色に、とんでもなくハッピーなインスピレーションが降りてきたりもする。

鉄道やローカルバスに揺られてゆっくり進むのは楽しい。バス停はどこだ、どのバスに乗ったらいいんだ、チケット売り場はどこだと拙い言葉で訪ね歩くのはRPGみたい。人の親切に触れると温かくなる。バス停もないのに一体このバスはどんな仕組みで止まったりまた走り出したりしてるんだ。バス代を払って降りて行く人と払わないで降りていく人がいるけど一体何なんだ。…退屈する暇もない。笑

 

速いのも、遅いのも。どっちも楽しい。
方法を決めない。いろんな方法を行ったり来たりする。
いつまでたっても、新鮮な楽しさに巡り会える。

 

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5.私がいないラムピリカが最高にいい感じ

 

旅の間、長期間ラムピリカが空っぽなのが勿体無いなと思い。あとは、旅の資金を少しでも調達できたらなと思い。

年末年始、ラムピリカを大々的に貸し出すという所業に出た。結果、ほとんどの日が予約で埋まることになった。

いろんな使い方を提案してもらった。旅の足しにしてくださいと大目にお金を渡してくれた人もいた。

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ラムピリカの常連さんが開くイベントに近所の人が遊びにきていたり、ラムピリカとは違う文脈で知り合った人がイベントに遊びに行って繋がりが生まれていたり、憧れのカフェのオーナーさんが開店してくれたり、逆にあの空間を一人きりで独占して静けさや読書を堪能するという素敵な使い方をする人がいたり…

 

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なんだかすごくいいなと思った。ラムピリカの使い方がどれもみんな個性的で、毎日いろんなカラーがあって面白い。

人が自然と集うようになっていて、各々がラムピリカの空間を好きなように楽しんでいてくれて、ほんとうに嬉しい!

 

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今回のチャンスを生かして、ラムピリカを使って遊んで、楽しんでくれた人たちみんなに言いたい。ほんとうに、ありがとうございます…!こんなに嬉しいことってない。

私がいなくても、もうラムピリカはいよいよ勝手に自由に回るんだなと。そんなことを目の当たりにできて、ああなんでもやってみるもんだな、思い切って開放してほんとうによかったなと。改めて思った。

 

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ラオスの初日の出。

 

 

 

さて、そろそろ。

次の場所へと移動を始めようかな…。

 

 

“Humor is Future.”