On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

お父さんバンク中級編〜よってたかって合唱コンクール〜

すっごい月並みなこと言います。

よく聞く台詞な気がするし、言うのすごく躊躇われるのだけど。

でも、今ほど強い実感をもって言える時はなかった気がするので、あえて言ってみます。

 


「一生懸命は、美しい。」

 

 


わーーー。
言っちゃった。


でもだって、美しかったんだもの。


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昨日9/29はみずきさんの中学校の合唱コンクール
私以外に3人の大人たちが一緒に参観してくれた。くりぼう、ひとみさん、そして新井さん。こちらのメンバーでGO!

 

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前日。みずきに聞かれた。

「明日は何人で観に来るの?」

正直に答えたら、「うっわーやめてよー恥ずかしい!」とかまた言われるのかな、なんて思いながらも、

「うーんとな、四人!」

 

みずきさん、ふーんと真顔。
の、口の左端しっこがほんと5ミリだけククッともち上がったのを私は見逃さなかったよ。笑
嬉しいよね。そりゃね。

 

11時開演。休憩挟んで14時半くらいまでの長丁場。
うーん、長いな。飽きっぽいからな、途中寝ちゃったりすることもあるかもな、なんて思っていたら。

中学生の熱量に、やられた。
最後までしっかりと観入ってしまった。

しかも途中、感動で、もしくは中学時代の思い出のフラッシュバックがあったり、涙ぐんでしまうような場面も何度かあった。歌声にのせられてまっすぐに飛び込んで来る歌詞にも、結構やられた。
ハート揺さぶられる3時間だった。


でもそれも今思えば、感動を一緒に分かち合ってくれる人たちがいてくれたおかげなのかもしれない。一人きりで観ていたら、これほどまでには楽しめなかったのかもしれないな、なんてことを思う。

喜びや感動は、人と分かち合うと不思議と倍増する。「いいね!」「ほんとだねー!やばいね!」嬉しくなってしまう。盛り上がってしまう。



鑑賞して感じたこと。
(素人のくせに、講評風になってしまった笑)

 

1年生は全体的にまだ男子よりも女子の力量が強いといった感じ。ソプラノやアルトがよく響いて、多分変声期真っ只中の男子諸君は若干控えめで、でも1年生全体の元気さとか初々しさなんかがはとてもいい。こんなこと言ったら怒られそうだけど、可愛い。フレッシュ!!
我が子は淡々と真顔で歌ってた。笑
シャイだからなー。感情炸裂で人前でなにか表現するとか、いつかは見てみたいけども。


3年生は、もうすっかり大人だな!と思った。まとまってる。落ち着きがある。力量がある。
1年生は男子が若干ふにゃふにゃしてるというか、女子に引っ張ってもらってる感あるのに、3年生になるまでに男子が女子に追いついた、むしろ抜いた?ような感があった。力強くて、真剣。男子が真剣になると、頼もしさが湧いてくる。どのクラスも難易度の高そうな選曲。丁寧にしっかり歌い込んでいて聴き惚れた。


そして2年生。1年生の元気爆発具合と、3年生の技量力量をまさに半分ずつ分け合ったかのような絶妙なバランス具合だった。整い過ぎていない、だけどエネルギーは炸裂していて、不完全さの中にある輝きがあった。一生懸命練習してきたことしっかり伝わってくる。どの学年にも胸を動かされたけど、2年生のバランス具合は一番私好みだった。

 

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三年生全員の大地讃頌とかやばかったな。

あまりの迫力に鳥肌立っちゃった。ほんとうに中学生、かっこよかった。

 

 


クラスごとにもそれぞれ色があって面白かった。

指揮がドラマチックなクラス。
ピアノが「聴かせちゃう」演奏のクラス。
キュうッとまとまって一体感の強いクラス。
ふわっと会場全体に溶け込んでるみたいな、力の抜けたいい感じのクラス。
丁寧に丁寧に歌うクラス。
元気で勝負!みたいなクラス。(みずきさんのクラスがこれだった。いいクラスなんだな、と感じた。)
大勢で歌っている中でも、時々キラリッと光っていて遠くから見ていても目立つ!なんて子もいた。(元合唱部のひーちゃんは、「合唱はね、顔芸勝負だから」と言ってて爆笑した😂)
若いのに安定感抜群だな、、、みたいな子もいれば。
本番だってのにふにゃってんな〜、緊張感ないな〜みたいな子。
アイドルですか?客席に手を振って、大勢に振りかえされてるイケメン指揮者なんかもいた。


こんなふうに、思ったことを都度、その時隣に座ってる人とシェアしながら鑑賞するのは本当に楽しかった。

 

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結果発表は大盛り上がりだった。
教頭先生から優秀賞と最優秀賞が発表されるたびに、子どもたちの席から奇声まじりの大歓声。
もう子どもたちの歓喜やら落胆やら感情の大渦が空気を伝わってダイレクトに届いて、遠くの保護者席にいても揺さぶられた。
甲子園球児の勝利の瞬間の喜びとか、負けて泣きながら土集めるシーンとか、テレビで見ていても感情が伝染しすぎてしまう、あの感じ。

結果を受けて、泣いていた子もいた。
そりゃそうだよな・・・きっとここまで頑張って練習してきたんだもんな・・・
3年生なんて特に、優勝してもそうじゃなくても、泣いちゃうよね・・・中学生として、この舞台に立てるのは今日で最後なんだもんな。

ひとみさんが、
「学校行事系は、刹那的だからいい」
と話していた。

なるほど確かに。「今、この時しかない」感がわかりやすくある。

中学校に限らず、学校にはわかりやすいタイムリミットが設けられている。「卒業」という出口が必ずある。とてもわかりやすい「終わりのとき」が、そこに集うメンバー全員に設定されている。だからこそ、今このメンバーでしかできないことを。だからこそ、「今この瞬間」に魂を込めたくなる。
のかもしれない。

「のかもしれない」と付け足したのは、

「でもこれって、『今この瞬間に魂を込める』って、大人になってからも全然、できることなんだよな…」

と思ったから。

いつ来るかはわからなくても、全人類にもれなくタイムリミットは用意されていて。

明日生きてる保障なんて、はっきり言ってない。


「この瞬間に、もっと魂を込めて生きてみたいな。一生懸命って美しい。」

 

またすぐ忘れちゃうかもしれないけどさ。
でも、そんなふうに強烈に思わせてくれた中学生たちに、一人でしんしんと感謝した。

 

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くりさんと新井さんにも、どんな気持ちで鑑賞していたのか感想を聞いてみたら、各々感じていることが違っていて面白かった。

新井さんは、現役お父さんしていた時代のことをたくさん思い出したらしい。くりさんは、自分が子どもだった頃のこと。自分もステージに立って合唱していた頃のことを思い出したらしい。

みんながみんな、合唱コンクール終了後「すごく良かった!」「中学生まじ最高だな!」「来週の鈴さんの運動会も行きたいー!」って話していて、

「でっしょう?!😆✨」

思わず調子に乗って言ってしまった!w

 


合唱でも、運動会でも、合奏会でも演劇でも、子どもたちが一生懸命何かしてる姿って感動する瞬間がいっぱいある。

なんかもう、これはなんでこんなに感動するのかとか、全然うまく説明できないんだけどね(感動について説明するなんて馬鹿馬鹿しいことのような気もするけどね!)
ただただ、子どもたちの生きる熱量、みたいなものに胸が動かされる。この体感が、もう抑えても抑えても湧いてきてしまうことだけは私の中の真実だ。
ダルいなあって思いながら参加してる子ももちろんいると思う。「そんなに全員に同じことやらせなくても、もっと自由にやらせたらいいのになあ」なんて観客席から勝手に思うこともある。
でもやっぱり、感動してしまう瞬間が確かにある。「がんばれ!」って、知らない子でも応援したくなってしまう瞬間がある。

子どもたち各々がフレッシュすぎる感性で、むき出しの感情で、高い解像度で、まだ薄い皮膚がもつ鋭敏な肌感覚で、目の前の世界をヒリヒリ感じ取りながらきっと生きている。大人なら誰もが一度は通り抜けてきたそんな時代のことを、子どもたちの姿を通して追体験してるのかもしれない。だから突き動かされるものがあるのかな、もしかしたら。
わからないけどね。

 

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コンクール終了後は大人四人で会場近くのカフェまで川沿いを歩いた。
天気のからりとよく、気持ちのいい日和でよかった。みんなと一緒に来られてほんとうによかった。
お茶をして、今日の感想や、各々が関心のあることについてお喋り。
朝からほとんどなにも食べていなかったのに、不思議と何か別のものでお腹いっぱい、至福感いっぱいで、大好きなカフェにたどり着いてからはコーヒーを一杯のめたらもう十分すぎるほど幸せだった。


ラムピリカに戻ると、先に帰宅していた今日の主役に次々感想を言う大人たち。
嬉々として、どこのクラスがよかったとか、あの歌大好きとか、嬉しそうに話すみずき。

 

なんか、すっごいいい光景だな…最高だな!
って思った!😆

 

 

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最後に余談。と言いつつまた長いよ。笑

 

こうして子どもたちの行事に一緒に来てくれる人がいることのありがたみを感じながら、一つ思い出したことがあった。

 

それは、子どもたちが小さな頃から学校行事には私の父と母、子どもたちのおじいちゃんおばあちゃんがよく見に来てくれてたなってこと。

 

最近両親とはちょっと揉めたり、というか私から勝手に突き放したりしがちだったのだけど(遅れてきた反抗期ですね、恥ずかしい ^^;)行事系、誘えば今もきっと喜んで来てくれるんだろうなー。

 

親に関しては、大好きだけど正直苦手だなと思うところはある。でもやっぱり、やっぱり大好きだし、子どもの頃の楽しい思い出も本当はたくさんたくさんある。

私だけが、いつまでも遠い記憶の中の嫌な思い出とか、くすぶった怒りを抱えて手放せないでいるだけなんだろうな。

 

 

 

四人でカフェで話している時に、新井さんが、何年か前に原宿でフリーハグをしていた時のことを話してくれた。

 

「誰かのため、と言うよりは、自分の調子があまりよくない時に、自分を自分の真ん中に戻すためにやっていた」

 

と言っていた。

 

自分で自分を許せている時に、相手のそのままを受け入れ許すことができる。
相手のそのままを許せたら、またもう一度自分を許すことができる。
そうやって巡っていく、目には見えない何かの話。多分、愛の話。

 

うまく言えないんだけど、無性に私も最近身近な人とハグをしたくなることが多くて。

照れ臭いんだけど、子どもたちとか友人たちとか、「ちょっとハグさせて」ってよくお願いする。

実際そうすることで整う何かがあって。
落ちていく何かがあって。
そして大体、そうした後には相手も嬉しそう。顔が緩んでる。

気安く「繋がる」なんて言葉、使いたくないんだけど。

でもきっと、もしかしたら。

そういうことなんだろう。

 


次両親に会う時には、意を決してハグをしてみようかなと思った。30秒とかでもいい。言葉はいらない。多分、泣いちゃうな。

 

 


人と出会って、話して、出来事に対面して、感じて、考えて。

次々いろんな想いが生まれる。

次々自分に出会っていく。


生きてますなあ。。。