On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

お父さんバンク 初級編ー よってたかって誕生会のこと。

先日。9月11日。

みずきさん13歳の誕生日。

 

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この日は朝から作りかけのサプライズプレゼントの作業に勤しんでいた。HUNTER×HUNTERが大好きすぎる彼女になにかキャラクターグッズをと思ったのだけど、なかなかこれだと思うものが見つからない。

それならばと無地のリュックサックを買ってきて、HUNTER×HUNTERのかっこいいイラストをアイロンプリントしまくることにした。

 

黙々作業しながら、ふと頭に浮かんだキーワードがあった。

 

 

「お父さんバンク…」

 

 

先月からカヤノさんと取り組んでいる新しいプロジェクトのことだ。

 

 

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お父さんバンクとはーー

簡単に説明するのなら、世の中には自分の得意技や時間やお金を持て余してる独身の大人がきっとたくさんいて、その人たちとシングルマザー(仕事&育児&家事などなど殆ど一人でやってるのでもしかしたら労働量が人類最多?!)を結びつけてしまおうという仕組みづくり。

 

プロジェクトの入り口として「シングルマザー」にフォーカスを当てつつも、既婚者も離婚者も独身者も何もほんとうは関係なくて、主なテーマとしては

 

・家族の境界線をポップに楽しく解いてしまおう。

・誰かの得意技もドラマてんこもりな子育ても、なんでもかんでもみんなでシェアしちゃおう。

・人類みな家族?!!

 

的な。そんな試み。

 

 

先月、システムやWEBサイトなどなど何も確立していないうちからコンセプトだけを早々にリリース。

にもかかわらずかなり多くの方から反響をいただいた。

 

 

主催の私たちも、自分たちのやりたいこと、得意なことを見据えつつ活動を始めてみて、

 

「一体どんな現象が生まれるんだろう?」

「どんなアクション起こしていくのがいいんだろう?」

 

ゆっくり観察&考察&実践中なのが現在地。

 

 

—-

 

 

アイロンがじゅうじゅうと湯気をあげる中、

 

「《よってたかって》ってキーワードいいよね!」

 

という話がカヤノさんとの打ち合わせ中に出たことを思い出す。

  

「家族以外の人も、よってたかって一人の子どもの運動会に応援に行っちゃう」

 とか、

 

「よってたかって授業参観に行っちゃう」

とか、

 

「よってたかって合唱コンクール観覧しちゃう」 

とか。そういうの。

 

 

 

普段子どもとは縁のない生活をしている人からみたら、大人になってからの視点で参加する子どもの行事ごとはきっと新鮮で楽しいんじゃないかと予想する。

 

逆にシングルマザーの皆さんにとっては「子どもの行事ごとは自分一人でするのが当たり前」になっているところが割とあるので(これ結構寂しいのよ)、一緒に参加して楽しんでくれる大人が自分以外に一人でもいるだけで嬉しいと思う。

 

そしてなにより。

「わけのわからない大人の集団がよってたかって自分ひとりのために集まってる!」

なんて状況、子どもにとって最高に嬉しいのではないかなと思う。「恥ずかしいからやめて!」とか1回は言うかもしれないけど(我が子はそうだった)なんだかんだ、嬉しくなっちゃうんじゃないかなと思うんだよね(我が子はそうだった!笑)

 

 

と、説明が長くなってしまいましたが、アイロンプリントをせっせとしながら思い浮かんだのは、

 

「よってたかって、誕生会…。」

「目出度いことも、シェアリング…。」

 

ワクワクと胸のざわつきは半々ってところだろうか。

やるか?やるのか??

ついにお父さんバンク、自ら稼働させるのか?本番きたか???

 

 

発起人のくせに、いざ公の場で「娘のお誕生日をよってたかって一緒に祝ってください!」なんて言ってみようかとか考え出すと、予想だにしなかった恐ろしさが湧いて出た。

発起人のくせに!笑

 

 

 

「一緒に祝ってくださいだなんて図々しいかな…」

「呼びかけて、誰もきてくれなかったらどうしよう…」

「全然知らない人来てトラブルになったらどうしよう…」

 

 

そんな不安が生まれてきた。

私でもこうなんだから、もしかしたら「お父さんバンクいいな」と思ってくれている他のお母さんたちからしたら、もっともっと心理的に利用しづらいというか、利用したくても一体何から始めたらいいのかもよくわからない感じかもしれない。。

 

 

呼びかけやすい仕組みというか、「お願い!」って言うハードル下げる工夫というか、なんか色々、やったほうがいいやつだ!

痛感した。自分でやってみようとして初めてわかったことだった。

 

 

ざわざわしつつも、

「でも自分がフォーカスしたいのはそっちじゃない。楽しさとか、何が起こるかわからないワクワク感とか。そっちのほうだろう!ってか、私が先陣切ってやらずに、誰がやるんじゃい!!!💨」

そう思い直してからの行動は早かった。

 

一気に告知文を書きリリースした。

自分のFacebookページとお父さんバンクのページに「えいやっ」と投稿したのがこちら。

 

https://www.facebook.com/cakyshr/posts/1573467592732931

 

 

 

ドキドキしながら発してみたら、結果的にはけっこうな反響をいただいた。

 

「よってたかってって、超いいじゃん!」

「おめでとう!一緒に祝いたい!!」

「今日は行けないけど魂だけ行きます!」

 

などなど。

 

みんなめっちゃ優しい…!😭

もうすでにでっかい家族感あるやん…!😭

 

 

そして、実際に喫茶店まで赴いて《よってたかって》してくれた人がいたかどうかと言いますと…。

 

 

 

 

 

いたああ!!!😭✨うおおお!

 

 

 

私たちは3人家族なのに、何だかんだ総勢13人くらいでみずきの誕生日を祝うことになった。

 

 

超凝った作りの可愛いバースデーケーキをもって来てくれたまさねえのおかげで、私が用意したものと合わせてバースデーケーキ2個でお祝いするという豪華さになった。

 

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投稿に「みずきはガリガリ君が好き」と書いておいたのを見てくれた高山親子がガリガリ君(梨味!レア!)を袋いっぱいと、花束をプレゼントしてくれた。

 

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絵描きのあずきちゃんは自分のスケッチブックにクオリティ高すぎなHUNTER×HUNTERのイラストを描いてくれた。その後近所のお祭りに子どもたちを連れて遊びに行って美味しいものを山ほどゲットしてきてくれた。

 

お隣ぺこさんは誕生会直前に人生初のアニメイトに行ってHUNTER×HUNTERグッズを探してくれたらしい。アニメイト(アニメオタク御用達?)、最近やたらと子どもたちから単語が出るものの、私もまだ行ったことないというのに…!(生憎HUNTER×HUNTERグッズは品切れで、代わりに中学校に履いていけるEastBoyの可愛い靴下をプレゼントしてくれた)

 

ちえこさん親子は、4歳の娘こちゃんが工作してくれた手作りの花束と、これまた娘こちゃんがセレクトした花で束ねたとても上品な花束と合わせて二つの花束をプレゼントしてくれた。

 

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くり氏は、前日に初プロデュースのイベントで大成功して得たお金で、パーティーの卓に並べるためのピザやお好み焼きやフルーツなどなどたくさん買って来てくれた。

 

遠方在住で会には参加できないけど、みずきのほしがってるデッサン人形を贈りたいという神様も現れた。それも、アニメキャラクターを描くのに最適な、高価なアクションフィギュアを調べて送ってくださった。

 

 

 

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結果的には、たった一人の女の子のお誕生日を一体何人で《よってたかって》お祝いしたのかもはやわからないという現象になった。

 

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『わー!まじかー!』

の、みずきさん。

 

 

 

 

何だかもう、

 

「人類すっごい!優しい!!万歳…!!!😭😭😭✨」

 

感動してしまった。

 

みんなみんな、愛に溢れてるな…。

愛を発露するきっかけさえあれば、こういうことが起こり得るんだ…。

 

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すずさん作。HUNTER×HUNTERでみずきの好きなキャラを全員描いてプリントTシャツに。

 

 

皆でバースデーソングを歌って、美味しいものを食べて、各々好きに話したり本読んだりお茶を淹れたり。喫茶店の時間は流れていった。

 

 

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誕生会の途中で、みずき氏は初めて、なぜ今日こんなにたくさんの人が集まっているのか理由を知る。

 

Facebookの私の投稿を見せると、

 

「何やってんの恥ずかしい~!!!😱」

 と叫ぶ。

 

でもさ、どうだった?実際、嬉しくなかったかい?

 尋ねてみると。

 

「うん。。。まあね。(にま)」

と。笑

 

 

 

よってたかって。悪くないじゃない。

子ども側からもお墨をもらえたのかな?笑、ということで、これからもあれこれ実験してみようと思う。子どもたちに怒られたりしつつも。笑

 

それはもうきっと、いろんなことが起こると思うけど、嬉しい時には嬉しいと、楽しい時には楽しいと、嫌なことは嫌だと、頭にきたらガツンと怒ったり、どこまでも素直でいればきっと大丈夫だろう!だって結局は「人間関係」だから!という漠然とした思いがある。

漠然としていてごめんなさい!

 

でも、家族のことはずっとずっと、どうしたらいいのか、どうやって付き合っていったらいいのか、これでも散々考えてきた。

で、どうやら、楽しいのがよさそうだぞ、と。

大勢でわいわいするのがよさそうだ、と。

風通しの良いのがよさそうだぞ、と。

そんなことを感じて、結果、いま「お父さんバンク」というフィールドで新しい体験を増やして、実験を続けていこうとしてるんだと思う。

 

信頼で人と繋がりたい。

光も闇も自分の中にあって、それでもなお、光の方へと進んでみたい。わたしはそっちに希望のにおいを感じるのだ。

 

 

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最後に余談(でも大事な話。)

みずきのプレゼントを誕生会の直前まで手作りしていた鈴が、プレゼントの出来が想い通りにいかなくて、会の開始前に酷く荒れるというハプニングがあった。そのときに、私は「よくできてるよ、これで充分じゃん」と、あまりにも浅はかな考えで言ってしまった。その言動にさらに腹をたてる鈴。作ることを投げ出して、風呂に篭ってしまった。

するとそれをみていた絵描きのあずきちゃんが、あずきちゃんの視点からみた微細なこだわりがすずにはある、ということに気づいて、私に教えてくれた。

そうだったのか…と愕然とした私はすずに謝った。

そのおかげで、鈴はなんとか気持ちが収まったのか、誕生会のスタートまでにプレゼントを完成させることができた。

 

子どもたちがいろんな大人と触れ合うことの良さを、こういう時に痛感する。私一人でなんとかしてやろうだなんて、導いてやろうとか本当に傲慢な話で、人間の数だけ視点があって、世界があって、理解してくれない大人もいれば、理解してくれる大人もいる。それを体感していってくれたらいいなと思ってる。

 

あの日ネット上でも、喫茶店でも、娘の誕生日を祝ってくれた全ての人に、心からの感謝を伝えさせてください。みんなみんな、温かかった。ほんとう、ありがとう。

 

 

おまけ。

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娘のバースデー(ケーキ二個!)にあやかる親の図。笑笑

(本当にありがとうございました!!!)

 

 

"Humor is future."