On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

透明な気持ち

今週はずっと、子どもたちと離れて一人で千葉県船橋市の実家で過ごしていた。

理由は、「一人になりたいから」

 

先週末に母に頼んで、今週はずっと江ノ島で子どもたちと過ごしてもらうことにして、週初めに私は一人で千葉県に向かった。

私の不在中に子どもたちがどんな風に過ごしていたかは知らない。

昔のように、一人になりたい理由をあれこれ細かく母が聞いてくることが今はないことがありがたい。

 

 

船橋滞在中は一人でヨガをしたり、ただ眠ったり、漫画を読んだり、ギターを弾いたり。永遠に一人で遊んでられそうだなと思った。

時々友人とメールのやりとりがあったりしたからなのか、よくわからないけれど、面白いくらいに寂しさはなく、気楽で気ままで、深く心身休まった。

 

今日江ノ島に帰ってきて感じたことは、

「しばらく離れてみて、久しぶりに帰ってくると、喫茶店に対しても子どもたちに対しても、愛おしさが増すな」

ってこと。

 

あとは、

「たとえ実の親子であろうとも(親子だから余計に?)人間誰でも、距離が近すぎると息が詰まっちゃいやすいんだな。」

ってこと。

 

ここのところ、娘たちとの衝突が続いていて、私にはそれが結構なストレスだった。

うまく向き合える時もあるのだけど、何せ相手は思春期只中。一筋縄には行かない。

余裕がないときには、自暴自棄な対応をしてしまうことがあって、そんな時の私を、私はすごく嫌いだ。

 

現状を打破する、とか、問題と向き合って解決する、も、できるときにはするけど、嫌だなと思ったらするっと軽快に逃げる。嫌な自分から逃げる。嫌な現状から逃げる。

 

親なのにありえない、とか、一部の人からは言われそうだけど、いや全然ありえなくないって思う。

向き合いたい時は向き合うけど、だけど、辛いのを無理してまで絶対にやり通さなきゃいけないことなんて、本当はない。時間が、距離が、解決してくれることというのはどうしようもなく、あると思うし。

 

娘たちも私の真似をして、どうにもならないなと思った時は逃げていいと思ってる。自分を、自分の判断で守れと思う。我が家は家出も逃亡も大推奨だ。(ただし危険な場所には行かないでほしいと願ってるから、それだけは日頃から伝えようと心がけてる。)

 

 

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今日の夕方、江ノ島への帰り道、車の中で友人との会話を思い出していた。

「金曜日は満月だよ。千秋さん、海Cafe、開かない?」

開きたいなと思いながらも。でも決めかねていた。

もう少し一人でぼけっとしていたい気持ちもあったから。

でも。海辺で満月を見ながら、珈琲飲んだら最高だろうな。そこに友達もいてくれたら、もう本当に最高以上の何物でもないな。

そう思い立って、友達に連絡したのが18時半。「2時間後に開くよ」

Facebookに告知を出したのが19時半過ぎ。

20時に友人を藤沢駅でピックアップして、20時半過ぎ、江ノ島海岸に到着。

テーブルと椅子を波打ち際にセットして、海Cafeオープン。

このスピード感は最高に爽快。

私と友人のために珈琲を淹れ、波打ち際の特等席には持参した月のライトを置いて、本物の満月が雲の隙間から現れるのを待つ。

珈琲を飲みながら、「最高だね。もう、ゴールしたね。」と笑い合う。

 

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寄せては返す波に足を浸しながらギタレレをぽろぽろと弾いていると、マウイのハナのビーチで延々とこの人を弾いていた時間を思い出して、少し懐かしく、ふと笑みが湧いていた。

 

時々、厚みの薄い雲が月の下を通る。その時には満月の輪郭がぼやけて見える。

「今日の満月は、いて座の満月。感謝したいことに感謝して、手放すのにいい日らしいよ。」

友人が話す。

 

私は、愛おしい人の顔を思い出した。

ありがとう。さよなら。本当にありがとう。

透明な気持ちが溢れ出した。これまで散々出てきた悲しみや怒りのような感情は、もうすっかり出し尽くしてしまったのか、もう私から溢れて出ることはなかった。

 

「千秋さんの毒をみんな出してくれるために、千秋さんの前に彼は現れたのかもね。」

友人が話す。彼女が言うには、1年前くらいに初めて出会った時の私は、今よりもずっと壁があって、近づき難い雰囲気が漂っていたらしい。

今は、「人間だな。よかった。」そう思うのだという。

 

「本当だね。1年前、私は人に対して、思ってる以上に壁があったよ。心開いているつもりだったけど、全然だったんだなって。今振り返ると思うよ。もう悔しいけど、今の私がいるのは彼のおかげかもね。笑」

 

そう話したら、

 

「今の方が、自分のこと好きでしょ?」

 

と彼女。

 

私は笑ってしまった。なんか全部お見通しだな。

私は私が大好きで、でも結局はずっとずっと、大嫌いだった。

 

今は、大好きで、時々嫌いで、でもやっぱり大好きだ。

 

 

22時になるかならないかの時刻。急に、お客さんラッシュ。

二人で海Cafe できただけでもうゴール!だったのに、これはとんでもなく嬉しいサプライズだった。次から次へ訪れる人たちに、よく来てくださいました!と大喜びで珈琲を淹れた。

 

私たち以外に5人の人たちが、海Cafeを訪れた。

順番に珈琲を飲み、特等席に腰掛け、雲が晴れた空に満月を見つけて喜び、お話をして、好きなだけ滞在したら好きなタイミングで皆さんそれぞれのお家へ帰って行った。

 

 

いい時間だった。ありがとう。

 

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