On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

種がまかれる

言葉に宿る力が消えませんように。

 

「いつか誰もが花を愛し歌を歌い

 返事じゃない言葉を話し出すのなら

 何千回ものなだらかに過ぎた季節が

 僕にとても愛おしく思えてくる」

 

「神の手の中にあるのなら

 その時々にできることは

 宇宙の中でよいことを決意するくらいだろう」

 

 

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種がまかれる。

子どもたちの中に種がまかれる。

それは芽がでることを期待してまかれるのじゃない。

いつの間にか、誰もが何をも意図をしないところでまかれてる。 

 

私が美しいと感じるものに、私が触れたいときに触れ続ける。

私が静かにわがままを通してる。

抱きしめたいときには、ハグしようよと伝えてみる。

それだけ。それだけで十分。

 

いつの間にか、子どもたちが、私が好きな歌の一つを口ずさんでいる。

毎日弾いているギターを、真似していつの間にか弾いている。

このコードの押さえ方を教えてと問うてくる。

花瓶に生けた花の置く場所を決めるために悩んでいる。

頭にきた!と顔を赤くしてすっかり憤慨する。

どこまでもくだらないことでお腹を抱えて笑い続けてる。

好きな人ができたみたいだよと恥ずかしそうに話す。

友達に会いたいからと家を飛び出していく。

 

いつの間にか。

そうそれは、いつの間にか。

ゆっくりと歩く景色の中で、いつの間にかまかれている。

ゆっくりと歩く景色の中で、いつの間にか芽を出していることがある。

ゆっくりと歩く景色の中で、花が咲くこともある。

 

それでいい。

はじめから完成しているあなたたちに、私が教えることは何もない。

私が私である限り、あなたたちもきっと安心して、あなたたちでいられるのでしょう。

 

種はまかれる。

それはいつも、いつのまにかまかれている。

そしてその先は、いよいよ私は知らない。

 

 

私からまかれたものなんて、ほんとうは実は些細なもので、無数の種が広い世界には散らばっている。

 自分の足で歩き始めた君たちの速度は光。

見たことも聞いたこともないような世界へと広がっていく。

私は恍惚として、その美しさに、その新しさに感心したり、夢中になったりもする。

 

ずっとずっと先へ行く。

追いつけないよ、もはや。

 

 

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言葉に宿る力が消えませんように。

私が見たい世界へとどうか続きますように。