On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

New Balance

歩けるようになったお祝いにニューバランスのスニーカーを買った

紫がかった藍色

深みがあるのに眩しい、そんな美しさを醸し出していてとても気に入ってる

足の形にしなやかに沿う履き心地も

どんな気分のときでも、出かけるため靴の中に足を収めようとするたび嬉しさが湧いてくる

これまでも思ってきたことだけど、こういう出会いがあるとほんとうに好きな靴だけ履いていたいなと思う

靴に限らない、服も、肌着も、自分に触れるなにもかも

 

 

退院から4日すぎて、入院前と今とで世界の見え方が変わったことに少し戸惑ってる

 

ラムピリカは、なぜか私が作った場所とは思えない、私以外の人が作ったものに見える

親近感があるのにすこし遠い

 

久しぶりに色んな人とコミュニケーションを密に取るようになって気づいたのは
愛想笑いができなくなった、適当な相槌も無理

 

聞いていて面白くないなと思った話には、相手がどんなに楽しそうに話していても一緒には笑えない
笑おうとすると自分に嘘つくのがわかりすぎてしまって辛くなるから、ちょっとその場を離れる
「それ面白くないよ」って今にも言いそう

性格悪くなったかも  でも悪くない

「プレーンな感じ」の自分が心地よい

心が死んでるわけでもないと思う

ちょっとでも可笑しいことがあるとすぐ吹き出してしまうから

 

 

なぜかここ数日、孤立感のようなものが強くなってきてる
分離感ともちがう

さみしさは感じていないのだけど、それほど人と話していたくないというか

話したい、会いたいという衝動が湧く人には連絡をとってみたりもするのだけど、その気持ちも相手の返事を待たずして不思議と霧散する

生存が確認できたら満足してしまう


矢印がひとに向かない
自分自身の体感覚や欲求や、自然物や空間に向きつづけている

その矢印が、私の望まないほうに向くように強いてくる人がたまにいると(悪意はもちろんないのだろうけど)ストレスに感じてしまう

 


病院にいたときのひととの距離感がちょうどよくなったのかな
カーテンの仕切りのなかで常に自分の時空間を守れる、だけど常に誰かそばに居てくれる安心感もあった

時々気まぐれにかわす気さくなやりとりが嬉しかった

 

新しいバランス感がいまここにある

自分とひととの距離感、自分と世界との距離感

なんだか前と違う、新しくて、ちょっと戸惑ったりもするんだけど

 

言葉のやりとりはひどく速度が遅いように感じてる

いま好きなひとたちとやりたいことがあるとしたら、ただ抱きしめ合うこととか、肌と肌を合わせて呼吸や体温を感じたり、そういうことかなと思う

言葉はなんだか、遅い

 

仙骨周辺にまだほんのりと痛みがあるので、できるだけ動かさないようにして過ごしてる
身体を動かしたくなる時には松葉杖で散歩
江ノ島周辺は春の観光客で賑やかすぎたので
静かな境川沿いをゆっくり
海と反対方向に進む
ゆっくりゆっくり、休み休み
少しずつ 身体を頼りに進む

 

川の流れる音

鴨が水面に波紋を作りながら進む

踏みしめるたび鳴る砂利道

やわらかな春の太陽の粒子

ほのかに香る潮風

前を歩く子どものはちゃめちゃで軽やかな足取り

  

 

深く息をすいこんで、ゆっくりと吐き出す

世界が透明で眩しいとき
愛おしさと、なにか懐かしむみたいにほんの少しのもの哀しさ

 

蕾の中でじっと待ちつづけて膨らみはじめた