On the way always

日々の記録と、思うこと徒然。自分のために綴ってます。

5日目

※昨日2/18に書いた日記です。

 

《赤ちゃんからやり直してる》

毎日のリハビリ時間中、どう頑張っても、どう理学療法士さんに補助してもらっても、マッサージしてもらっても、痛みに対する恐怖で筋肉が強張り、また足腰に思うように力が入れられず、腰からへなへなと崩れ落ちてしまって「ベッドに腰掛ける」ができなかったここ数日。

でも今日ふと、痛みが軽いなと思ったときに、ひとりでiPhoneで好きな歌を聴きながら「腰掛ける」にトライしてみた。ふんふんと鼻歌歌いながら。強張りそうな予兆がくるたびに、一旦動きを止めて、休んで、深呼吸して、ゆるめて。

そうしたら、3回目のトライで、なんなく座れた。やっぱりリラックスしてるって大事…!すごいすごい、やった…!

カーテンの仕切りの中でひとり嬉しさに打ち震えた。このまま立ち上がれたら、そしてもう三歩ほど前に進めたら。きっと、窓の向こうの海が見えるのでは。。。

 

理学療法士さんに座れたことを報告したら、腰掛けた状態からあともう少しだけ身体を前に傾けて脚を踏ん張れば、立てるかも…!と言われ、支えてもらいながらトライした。

 

「むおお、海が、見たい、です!!!」

と、立った。 

 

立った!!!立った…!!!!

やったやった!

嬉しい嬉しい!!おめでとう!!

理学療法士さんと喜び合った!

 (なんだこれは!赤ちゃんじゃないか!)

 

でも残念ながら、その先は脚が突っ張ってしまって、歩くことまでは叶わず。

今日は曇ってて海もよく見えないから、また次の時、晴れてるときに歩くことにトライしましょう!と理学療法士さん。

ありがとう…お仕事とはいえ、一緒に頑張ってくれて、励まして、一緒に喜んでくれて、ほんとうにありがとうございます…!。゚(゚´ω`゚)゚。

 

 

《いってきます》

向かいのベッドの中田さんというおばあさんは、一ヶ月ほど前、卓球をしているときに足を骨折をしてしまったのだという。歩行器を使って、ゆっくりゆっくり進む。

なぜかトイレに行くときに必ず、「じゃ、よしひろさん、行って来ますね!」と明るく上品な声で声をかけてくれる。

そして戻って来たときには、「よしひろさん、もどりましたよ」とか、「ただいま」など言ってくれる。

 

最初は、「お、おお?」と思っていたのだけど、いまでは毎度、精一杯の大声で「いってらっしゃい!」と送り出すことと「おかえりなさい!」と返すことが当たり前になってきた。

むしろ、この声かけのやりとりが、耳のよくない中田さんのために大きな声を出すことが、今の私にとって案外心の潤いになっている。

 

 

 

《美しい音楽》

リハビリか御手洗いか以外は、一日中ベッドで横になっているか、ベッドのリクライニングを起こして過ごしている。長い時間じっとしていることががあまり苦痛に感じないのは、案外暇してないからだと思う。文章を書いたり、音楽を聴いたり、本を読んだり、すぐ横の窓から空を眺めたり、眠気がくるに任せて眠ったり。

 

なかでも、音楽を聴く時間が素晴らしい。普段は音楽は、BGMとして流していることのほうが多い日常だけれど、イヤフォンでじっくりとただ聴くだけの時間が思いのほか幸せ感があって充実してる。聴き入りすぎると怪我の痛みを忘れてしまうこともあるくらい。

 

そして実は、入院病棟というのは案外静かな場所じゃない。患者さんの痛みに呻く声とか、ストレスのたまった入院患者さんの怒鳴り声とか、ぱたぱたキュッキュッと忙しい看護師さんのサンダルの音、ナースコールのブザー音、見舞客の世間話、医療器具を積んだワゴンが廊下でガシャンと鳴る音…

 

もちろんほとんどが耐え得る音だけど、耐え得ない音も中にはあって。

でも、イヤフォンを耳に差し込み、好きな音楽を流せば瞬時にすべてから解放される。

 

遠隔DJ新谷さんが最近作ってくれた音楽リスト「ラムピリカについて」が素晴らしすぎて早くもヘビーチューンなので、これは共有したい。

https://m.youtube.com/playlist?list=PLSezNH4TcOhOMZNQOs3aaLTKrRqxFeVVw

 

あとは、こんなのも聴いています。

一番近い表現は多分「癒される」なんだと思う。

 

 https://youtu.be/Qj5z4SbrH20

https://youtu.be/-NTckphBy00 https://youtu.be/Hl2uwHzuqOY

 

 

気持ちが落ち込んでくるようなときはこちら。

聴いていると気持ちが明るくなってくる。


https://youtu.be/2BFXzBNrHoc

https://youtu.be/bj5RSMOct2E

https://youtu.be/McaEBf-tAlk

 

 

(本当はもっと貼りたいけど、面倒臭くなってきてしまいました…)

素晴らしい音楽で世界はあふれていて、ほんとうによかった。

 

 

 

《こころで負けちゃダメよ》

タイミングの悪さがぱたぱたと重なる時というのは誰にでもあるのではないかとおもう。

今日の夕方のわたしは、まさにその「時」の只中にいた。何もかもが上手くいかない、悪い方へ方へと転がっていってしまうような感覚になってしまっていた。

夜になり、御手洗いから戻ったときに車椅子からベッドに移る動作を手伝ってくれたベテランの看護師さんが「歩けないの、動けないの、辛いよね。私もやったことあるからわかるよー。でも、若いんだから、心で負けちゃだめよ」って、すごくやさしくて明るい声で話しかけてくれた。

「心で負けちゃだめよ」

その言葉が瞬時に、落ち込んでいた心にすっと沁みすぎて、おやすみなさいと仕切りのカーテン引いた後で、ひとり泣いてしまった。
そうしていたら、次の瞬間好きなひとから「明日お見舞い行きます」とメッセージがきて、今度は笑ってしまった。

 

ーーー

 

療養中と言えども、静かに過ごしていても、ほんとうにどれも小さなものだけれど、ドラマはあるなあと思う。

 

保科さんが昨日プレゼントしてくれた百合の花。あえてちょっと蕾が傷んでしまってるものを選んだのだという。そんな蕾でもちゃんと咲くんですよ、ということを伝えたくて選んだのだという。流石です。

 

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何度傷ついても、何度死んでもいいから、

何度でも咲こうね。